ブログ

「臭いものに蓋をする?」

皆さん、こんにちは。
いつも投稿をお読みいただき、ありがとうございます。

今日も前回に引き続き、『ストレス』のお話です。
前回の記事はこちら

誰もが感じるストレス。

ストレスを感じた時、あなたはどんな対処をされるでしょうか?

・とにかく寝る!寝たら忘れる!
・考えないようにする!他のことに集中する!
・自分の考え方、捉え方を変えて前向きに考えるようにする!

きっと人それぞれ、ストレスとの向き合い方があると思います。

世間では、ストレスを感じやすい人、感じにくい人、
その違いというのは、その人の性格や考え方が問題だから、
それを直していけばいいんだという
根性論のようなものが謳われていますが、
本当はそうではありません。

私たち、心と身体の専門家は、
ストレスを感じるということは、
人間誰もが生まれ持った自然な身体の反応
だと考えています。

例えば、
レモンや梅干しなど、
酸っぱいものを見たりイメージするだけで唾液が出てくる、
この身体の反応と同じなんです。

今日のブログでは、
ストレスを溜めすぎちゃダメですよ!
という話をしたいわけではありません。
あるいは、
ストレスを感じない考え方に変えていきましょう!
という話でもありません。

今日していくのは、
ストレスという存在の意味を知って、
それをどのように扱っていくのか、
というお話です。

当院を訪れる患者さんの多くが、
ストレスを強く感じる事で、
それが反応として
何かしらの身体の異変(例えば、腰痛とか肩こりなど)
として現れています。

ストレスが身体に影響するというお話をさせていただくと、
多くの方がこんなことを口にされます。

『考えないようにしなくちゃね』
『考えちゃうからダメなんだよね』
『こんな風に考えたらダメだって分かってるんですけどね』

もちろん、ご自身の考えを見つめ直したり、
反省をして、改めていく、
その姿勢はとても尊いものです。

しかし、上記3つは、
あなたの気持ちをあなた自身が否定をして、
そしてそれを思わないように蓋をしている、
ということです。

変に聞こえるかもしれませんが、
この状態というのはいわば、
いっぱいになったゴミ袋にギューギュー押し込んでいく状態と同じです。
ゴミ袋も容量がいっぱいになったところに、
それ以上詰め込もうとすると、
袋が破れてしまいますよね?

人間の心も同じなんです。

あなたがストレスに感じた事自体、
何もいけないことではないですし、
それに蓋をすることは根本解決になるどころか、
いつかは限界がきてしまい、
もっと辛くなってしまいます。

では、どうしていけばいいのか?

まずはストレスに感じたこと、
例えばあなたが嫌だなぁと感じたり、
怒れたり、焦ったり、悲しくなった時に、
「こんな風に考えてちゃダメだ、考えないようにしなきゃ」
と思う代わりに、

「あ、今自分はそういう風に感じているんだ」と
事実だけをまず受け止めるということ。

そういう風に感じている自分自身をまずは認めるということ。

これをやるだけで、
あなたがあなた自身に無理矢理していた蓋が外れて、
あなたがあなたを受け入れる容量が無限に広がっていきます。

今日はここまでです。

次回は、当院で行なっているストレスケアについて
お話ししていきます。

ストレスに感じている自分自身を受け入れた後に、
具体的にどうしていくのか?を
お伝えできると思います。
お楽しみに!^_^

今後は、身体のお悩みだけでなく、
人間関係のお悩みやお金の不安、ご自身のコンプレックスなど、
様々なお悩みにどう向き合っていくか?を知る事ができる、
『心のトリセツ教室』の開催を予定しています。
そちらの情報も随時流していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました^_^